1999年5月26日放送分

1999年5月26日放送分

	一時台オープニング
I	さあ！ということで今夜も来ていただいております。吉本新喜劇のスーパー座長！
H	上がりましたね。
I	スーパー！スーパー座長！内場さんでーす！
U	どうもこんばんは。よろしくお願いします。
I	いやホンマ、スーパー座長でっせ。この間新喜劇行きましたけども…もうホンマにスーパー座長が！
U	いやもう、スーパーゲストですよ。
I	誉め合いでんな、今日は。
U	もう周りが全部ビックリしてましたもん。「こんなにガチッとハマるかー」言って、今ちゃん。
I	そうでっかー。
U	何せホンマに前の日に稽古…。
H	稽古は一応あったんでしょ。
I	前日には一応。 …僕は一応、ねえ、前新喜劇やってたから。ゲストで出た人って、やっぱりブランクどうしても出るじゃないですか。どうしてもちょっとかみ合わせが…ってなるって言うのは、やってる人間やないと分からないんですよ。前におったときに、ゲスト来たときに、「なんかおかしいなあ」って言うのあるやん。急に来はったら変わってるし、多少。だから「稽古したい」ゆうてんけど、日が取れへんかったみたいで、前日に結局一時間半ぐらいですか…。
U	そうですね。来てもうて、「ネタ…考えて」っていうね。凄い状態でね。とりあえずやくざの役で、地上げで、１０００ドル…。
I	台詞は、台本には一杯バーッとあるんですけど、大体二つ。「１０００ドル払え！」「立ち退け！」の二つをキーワードに…。
U	二つですね。
I	言っていただいたら、後は何でもやってください。
U	それさえ外せへんかったら。
H	大丈夫ですーって。
I	いやそう言われてもなー…。稽古のビデオがあるから！大阪でやった稽古のビデオがあるから…石田君が、その稽古…石田も前の日ゲストやったんですよ。それの稽古のビデオがあるからゆうたら、内場さんとかが「え？何のビデオですか？」ってザワザワして…「え？あのビデオ？あのビデオ撮ってて…」「え？稽古のために？」て言う、なんで撮られてるのか本人もわからんで「え？どないなってんの？何なんですか稽古のビデオって？」いや、その稽古のビデオね。ゲストの僕が流れ分からんかったら、アレやから、大体そんな感じですよ、ってシーンをビデオに収めてるから、それを俺が見て参考にしてくれ、って言うんですけど、本人とかは「あのビデオはこの為にあったんですか！？」ちょっとザワザワザワ…ってのがあって、まあ「とりあえず見てみましょう」ってやったらなんか…CCDの隠し取りみたいな画で。
H	ああ、よくありますよね。
I	みんなもその…僕が見るためにとか、ゲストの人が見るためのビデオとか知らんか、うしゃうしゃうしゃ…うしゃうしゃうしゃ…「はいやりましたー。」「これ言いましたー。」
U	それもね、撮り方もごっつ斜めから撮ってるんですよ。正面から撮れやっちゅうねん。
I	隠し撮りでっせ。
I	なんか悪いことして撮ってるみたいなね。「うーんうーん、ちょっと待って…」とかやり直したりしてね。
H	いつもの新喜劇の稽古ですよね。
I	んで、ザーーーーーー。
H	ああ砂嵐。
I	「分かるかー」思て、
U	こっちも知らんがな。稽古の為のって知らんから。
H	事前に聞いていなかったんですか？
U	こういうこともしてたんやって記録のなんか…かなあと思って、声出さないじゃないですか。
H	そうですよ。
U	ネタって照れくさいとこあるし、何回も同じことやってたら恥ずかしいし…。
I	まるっきり分からへんがな。流れ分からへんから…。
H	要するに「１０００ドルくれ」と「立ち退け」っていうだけなんですか？
I	台詞は。まあ、ある程度の流れがあったんで、それを合わすんですけど、内場さんとシゲは、新喜劇の前にも二人のコントとかあるのよ。その稽古が藤井と花子でも一本あって、それが二つあって最後に新喜劇って感じやから。で、その初日が終わった後に稽古やったんですよ。で、そこも合わさなアカンから、正直他の４人も、ゲストのとこ合わしてる場合じゃ…
H	別に、ゲストも今田さんやし。もうそりゃあねえ、今田さんもできんねんから。こっちはこっちで忙しいから。
I	…まあ何をどっから手ェ付けていいのかってのがちょっと分からんし。
U	こっちもけっこうねえ、色んなことあるから。
I	とりあえずシゲに、「家帰って考えておくわぁ」言うて帰ったんや。
H	なるほどなるほど。
I	で次の日舞台で合わして、ほとんどぶっつけ本番やから。台詞も、一応僕、悪の組織のドラゴングループで… 一個カッコ悪かったんが、「ドラゴングループのもんや」って僕が言う台詞あるんですけど、ホンマねえ、いろんなことテンパってて、とりあえず流れだけ変えたらあかん思うし、焦ってんのバレてもアカンから、必死でやってたんですよ。で、自分でも気づかんうちに「タイガーグループ」って言ってたんですよ。
U	僕らは、後で出てくるんですよ。
I	はじめて出会うとこなんですけど。一番最初のときには「ドラゴングループ」ってちゃんと言うたんですよ。シゲと二人の絡みの時は。そん時は内場さん絡んでないんですよ。で、それではけて、中あって、最後にもう一回出て、「おおい、どないなってんねん。払ってもらおうか。」はじめて内場さんと絡むとこで「タイガーグループや。」
U	「…え、ドラゴングループちゃうんかい。」
I	て言ってもうたんですよ。そしたらお客さんがザワザワザワザワ…でも内場さんがそこで、「ドラゴングループでしょ！」て言うのも、初めて会うてる設定やから、おかしいじゃないですか。「あんた誰やねん」て言われて、「タイガーグループや」言われたら「タイガーグループ」や思うとかなきゃ、しゃーないじゃないですか。俺気付けへんかったんや。恥ずかしかったでえ。ザワザワザワザワなって。お客さんドカーンと笑ってるんですよ。何が間違うてるかわかれへん。何がおかしいねん。「何笑うてるんじゃこいつら！」と思って、俺、ノってるな！…おいおい雰囲気かい！と思て、極めたでぇっと思ったで、正直。恥ずかしい話。で、シゲが出てきて、「あああんたは」、俺に気付かせるためや、「あ、お前はドラゴングループの」って言うのを呟いて、「ドラゴングループの奴やないかい」って、そんなの台本にないんですけど、わざわざシゲが、俺に気付かせるために言いたててくれたんですよ。そこでまた、ドカーンときたんですけど、当の本人キョトーン…「何がおかしいんやろ。ドラゴングループて名前言うただけなのに何がおかしいやろ。」…それでピーンときて、「俺はドラゴングループとドラゴン会を間違うてたんや」って。
H	何や、ややこしい間違いや。
I	「まあ確かにな、「グループ」か「会」かややこしいけども！」て呟いたら、シーン。客、そんなんで笑ってたんちゃう。顔、ポー。何で受けへんのやろ…。そこだけですわ。
U	だから、俺と藤井は二人でコンビ組んでたんですけど、三回くらい目を合わせたもんね。「あ、なんか、ちょっと、言い訳してる」って感じで。
I	そうそう。何もかも終わって、楽屋帰って初めて、「ええええええ」って。「そうかあああっ！」て、なりましたけどね。
U	でもすごいですよ。ほんまに１，２分のとこなんですよ。…２０分くらいやってましたからね！２０分くらい！
I	正直、正直お腹いっぱいになりました…。
U	でそのあと、２本目が堀部さんて、またおんなじ役でゲストなんですけど、「堀部さん、大丈夫なのかな。あんなにしゃべれるかな…」言うて心配してはりましたよ。
H	そりゃ、堀部さん、新喜劇とかそんなにね、絡んだりはしてないから…。
I	で、一本目をね、一緒に前の日ね、稽古やって、僕が稽古終わってから来て、稽古はったんですけど、多分同じように苦労しはったでしょ。
U	そうなんですよ。同じビデオ見せられてね、わけわからず…。「また見るんすかー」言うてまた見たんですよ。
H	見る必要あらへんがな。
I	そんで、一本目を見に来てはったんですけど、多分全然参考になれへんかったと思うんですよ。でぇも…、楽しかったっすねえ！やっぱ！
U	僕らもドキドキして面白かったですよ。
H	５人だけでやったんですか？
U	５人だけなんですよ。
I	はいはいはい、それでまた今度も…今度またやろかって感じで？
U	今度…えっ？
H	ほんならもう、座長は嫌なんですか？
U	いやいや違いますよ。
I	いやー、でもまた出たいっすわ。また呼んでくださいよ。面白い！楽しいわあ…。
U	またねえ…。すごい、みんな「色んな刺激あるからおもろかった」言うてましたよ。
I	やっぱ、スーパー座長すごいっすよ！
U	いやスーパーゲストがやっぱり…。質が、クオリティが、高い！
I	ははははは…高いね！笑いの質が！
U	もう、すごい！
I	ちょっと違うね！どこの芝居の小屋、出てもいけるね！
H	何を言うとんのや。
I	ほんまね、僕は５年前から言い続けてるけど、内場さんが１９０ｃｍあったらハリウッド行ってる！
H	ＪＡＣちゃうの？
I	いやいやいや…ＪＡＣからもう、ハリウッド！いやおもろかったわー。